クラスの友だちの名前を呼べるようになり、ますます距離が縮まってきている子どもたち。以前までは、大人との関わりの中であそびをたのしむことが多かったのですが、最近は登園後に友だちを見つけると、「あ！〇〇ちゃんだ」と一気に表情が明るくなり、嬉しそうに駆け寄ります。そして、大好きな友だちといっしょにいるだけで、何気ないあそびもぐんと魅力的になるのです。クラスでお姉さん的な存在のAちゃんのことを、いつもにこにこしながら見つめているBちゃん。いっしょにあそびたくて、Aちゃんのあそんでいるものに手を伸ばしますが、「あー！だめ、使ってる。」と言われました。でもある日、なんとAちゃんはBちゃんの手をつないでひっぱりっこあそびに誘ってくれました。Bちゃんはそれはそれはとてもたのしそうに、「きゃきゃきゃ！」と声を上げ満面の笑みです。二人で両手をつないで、前へ後ろへお互いに体重でうまくバランスを取りながら、何度もその動きを繰り返していました。Aちゃんもたのしく、Bちゃんもうれしくて、二人の意気投合した姿がとても微笑えましい光景でした。
