1歳児・すみれぐみの子どもたちは絵本が大好きです。ある日「あかくんとカフェバスくん」の絵本をめくっていたAくんのところへ、男の子たちが集まって来ました。Bくんは開かれたページをじっと見ています。Aくんは絵を指さしながら「んっ、んっ~」と、まるで読み聞かせをしているようでした。Bくんも「うん、うん」とうなずきながらそれを見つめていました。ページをめくるとまた違う場面に描かれたあかくん(車)やカラスを見つけ、“ここにいたよ”と指差して目と目を合わせていました。言葉はなくても、喃語とジェスチャーで子どもどうしの思いが通じあった瞬間でした。