０歳児・つくしぐみの子どもたちはじっと集中してあそんでいる姿が増えてきました。紙のお家の少しはがれたところを見つけて更にはがしたり、教具棚のシールをはがして“とれたよ”と自慢げにおとなの元へ見せにきてくれます。「あーそこはやめて」と、おとなが嘆いてしまうことがたびたびありました。そこで子どもたちが好きなだけはがせるように、シールはがしのあそびコーナーを作ると、すぐに気がついて“かりかり…”と小さな人差し指を動かし、ビニールテープやマスキングテープはラクラクはがします。そこでこれなら取れないだろうと粘着力の強い布ガムテープを貼ったところ、子どもたちは「きーっ！（取れないよーっ）」。おとなはシメシメ！と思いきやMちゃんがやってきてガムテ―プを人差し指でカリカリし、人差し指と親指でひっぱって“とれたよ”とにんまり顔。大人の完敗です。誰に教わったわけでもなく、今の自分の能力では少し難しいことにチャレンジしたい気持ちは、子どもたちが持つ「自らを成長させる力」です。子どもたちの一人ひとりの姿から、今の興味、関心を知り、好きなこと・挑戦したいことをたくさん提供していきたいです。
