1歳児・すみれぐみの子どもたちが園庭でチョウチョウを見つけた場所には、アベリアの花が満開でした。ベンチに落ちた花を拾い、クンクンと香りをかいでみると、甘くていい香りがしました。そのお花の香りを発見したふたりの女の子は“さっきまで一緒にいたお友だちは、どこかな?“と周りを探し始め、「いた、いた」と、お友だちのところへ走っていきました。「はい、はい」と、別の男の子にもお花を渡していたので、大人が「いい香りがするよ、クンクンしてみて」と伝えると、男の子も鼻に当てて“アッ!”という表情に変わりました。渡した女の子も、一緒にクンクン、大人にもお花を渡して「いい香り」の輪が広がっていきました。自分が発見したことを、誰かと共感したいという子どもの思いを感じたできごとでした。