０歳児・つくしぐみの子どもたちは「お散歩行こう」「電車見に行こうか」と大人が誘うと、Aくんは大人の手を引いて玄関の方へ向かいわくわくしています。大人と一緒に帽子をかぶると、自ら靴を取り出して履こうとし“はやく行きたいな”とガラス扉の外を見つめています。バギーに乗って出発すると、Ｂくんは走ってくるトラックや車に「あっ！」と声をあげ、目をパチパチさせて喜びを表現していました。神田川遊歩道へ行く途中、踏切に近づくとその方向へ身体をひねり、“ここから電車くるんだよね”と期待いっぱいの眼差しです。電車の疾走感や大きな音に歓声をあげて、手を大きく振り大興奮です。戸外では大きな葉っぱを見つけると、ピリピリちぎってみたり、握ってフリフリさせ葉っぱの動きを楽しむ、靴でぎゅっと踏んで枯葉の“カサカサッ”という音を感じるなど、春とはまた異なった自然物に触れる体験を重ねています。
子どもが探索しながら体験したことの中での発見や気づきを、大人はことばや表情で受け止め、うれしい気持ちに寄り添っていきたいと思います。
