０歳児・つくしぐみでは『ぽんちんぱん』というパンの絵本が人気です。絵本の棚から自分で出してくる子や、少し離れたところから絵本に気づいてずりばいで見に来る子もいます。大きくておいしそうなパンの絵が目を惹き、「ぱんぱん ○○ぱん ぽんちんぱん」というリズムも心地よく聴いています。もう1冊、子どもたちが好きな絵本が『ごぶごぶごぼごぼ』です。Aくんはおとなが表紙をめくると“僕もやりたい”と自分で持って開いたり閉じたりします。ページをめくると、青い挿絵に興味津々で、手の平で上から下へ何度もこすって触っていました。他のページでもさっと手が伸びるのは青い絵。色や形をよく見ているのですね。Bちゃんは「じゃわじゃわじゃわ じゃわー」というオノマトペに“ん？”と考えるような表情で耳を傾け、赤い大きな丸はなぞるように触っていました。つくしぐみの子どもたちにとって、今はいろいろな絵本と出会う時期です。お膝の上で、身近なおとなに読んでもらうことはうれしくて心地良い、安心すると感じながら、絵本の世界をたのしむ時間を大切に作っていきたいと思っています。
