2歳児・ひばりぐみの子どもたちは園庭に出ると、夜の間に寒さで氷ができていました。子どもたちは手で持って見たり、ビニール袋に入れて透かして見たりして氷を味わいます。「冷たくて手では長く持てないんだ」と肌で感じた冷たさや、「ピカピカしてる」と気づいたことを言葉にしていました。
氷を割る面白さも知りました。AくんとBくんは砂場にある熊手を斧に見立てて、コンコンと振りおろし「工事するんだ」と解体します。「ちいさくなったよ」そのうち溶けて水になると「氷なくなっちゃった…」とじっと二人で見つめていました。
泥んこコーナーに行くと泥も固まっていました。さあ、再び斧の出番。塊が砕けて「バラバラになるよ」と誰かが言うと、テーブルの上でトントン…「何してるの?」と集まってきた友だちもそれぞれ自分で砕いて細かくしていきます。粉のようになった土をトレーに入れて手で押し、カレーのルー。溶けた氷を入れてとろとろのチョコレート。そこに白砂の砂糖を入れてアレンジも加えていました。氷を使って様々な発見をし、科学者やコックさんになりきっていました。

