2歳児・ひばりぐみのある日の午後、AちゃんがBくんに「追いかけて」とあそびに誘いました。Bくんはその気持ちに応え「がおー」と言いライオンになって追いかけ始めました。それを見たCくんも加わり、室内を悠々と闊歩し始めます。Aちゃんが「きゃーきたー」と言って逃げ始めると、Dくんはその楽しそうな声を聞いて瞬時に“ここに逃げ込もう”と机の下をくぐって空いたスペースに入りました。「こっちだよー」と言い、BくんとCくんの追いかけたい気持ちを湧き立たせます。EちゃんとFくんも、同じように机の下の空きスペースに入ってきました。Eちゃんがあまりの迫力にびっくりしていると、その姿をみたAちゃんが「大丈夫だからね」と言い、不安な気持ちをほどいていました。こうしたらもっと楽しめるかもしれないという期待から、子どもたち同士でどんどんあそびを発展させていました。お友だちと関わりあうことの楽しさや、通い合う気持ちが心地よいと感じています。