昨今「グルテンフリー」という言葉をよく耳にしますが、野のはな空のとり保育園では数年前から小麦粉の代わりに米粉を使用したメニューを積極的に入れています。米粉はおいしく手軽に取り入れられ、小麦アレルギーがある人もない人も安心して同じものを食べられるというのが、米粉を使うようになった理由です。給食では一般的に小麦粉を使う、フライや天ぷらの衣、カレーのルウ、ケーキや蒸しパンなど、米粉で調理することが多いです。最初はケーキがうまく膨らまない、粉っぽいなど失敗することもありましたが、日々試行錯誤をくり返していく中で納得のいくものができ、今では普段のメニューに取り入れ定番化しています。
小麦粉は小麦の香ばしさがありますが、米粉は焼き色や香ばしさは控え目で、優しい
味わいがします。淡白な米粉を使用すると他の素材のおいしさが際立つ利点もありま
す。素材そのものがもつ“うま味”を味わうことは乳幼児期にとても大切なので、米粉は保育園給食にぴったりの食材です。米粉を使用したレシピは『むぎのたね』をご覧ください。

